2013年2月22日金曜日

地下鉄サリンジャー

大人になりたくない。
電車の中で鼻をすすってる大人にそっとティッシュペーパーを渡す仕事がしたい。

最近、電車の中で『新ジャングルの王者ターちゃん』を読んでいる。過去に一回、通読しているから、なんとなく展開はわかるんだけど、やはり15巻で僕は哀しい思いを強いられるのである。
太っていたヂェーンが痩せる薬を飲んでからの日常編はなんとも言えない幸福感に満ちているのだが、難敵が登場して展開は一変する。
結論から言うと、ヂェーンが太った姿に戻ってしまうのだ。
この先、最終巻までヂェーンが元に戻らない事を知っているだけに僕は哀しい。
ウィキペディアにも書いてある。『ヂェーンを元に戻せ!』と。
性格や言い回しはまるで一緒なのに、見た目が違うだけで、こうも印象が変わるのかと1番思わされる漫画かもしれない。

電車の中にいる人たちの鼻をすする音や咳にイヤホン越しでもうんざりするが、そんな自分も無意識に鼻をすすっていたりするから、本当に困る。そんなみんなの見た目が大人のサラリーマンじゃ、愛想笑いもできない。
みんながみんな水着姿のグラビアアイドルだったら、僕は鼻をすする彼女らにティッシュペーパーを渡し、バスローブを渡す仕事がしたい。
電車の中の渡し役に憧れるのだ。
ライ麦畑のつかまえ役は飽きた。