2016年2月26日金曜日

ツイッターのつぶやきをそのままタイトルにして文章を書くとライトノベルみたいになる

ブログを更新しようなんて思い立ってみても、エレベーターの中で二人きりになったみたいに何を喋ったらいいかわからなくなる。
エレベーターなんて1分もかからずに開くんだから、無理して喋る必要もないんだけど、「いい天気ですねぇ」ぐらいの事は挨拶程度に言っといた方がいいかななんて思ったりする。

エレベーターの中の短さは、ブログを書く事に適していない。
エレベーターの中の短さは、むしろツイッターに近い。
ビルの一階から四階くらいまでの間に呟ける程度の事を書く。

ブログを更新する時のヒントはそれだった。

僕は自分のツイッターを見返してみる。
例えば、「初めて入ったラーメン屋で「オススメはなんですか?」って聞いたらシカトされた」というツイートがある。

このツイート自体をタイトルに冠してブログを書いたら、ただのツイートがまるでライトノベルのように化けるのではないだろうか?

そんな事を思い付いたわけだ。

『初めて入ったラーメン屋で「オススメはなんですか?」って聞いたらシカトされた』

最近、僕は引っ越した。
引っ越し先のアパートには偶然にも美少女ばかりが住んでいる。なんて事は一切なく、むしろ老人ばかりである。
自分が引っ越したアパートの最寄駅名をグーグルに入力すると、スペースを空けて「ラーメン」と出てくる。
これは何処の駅名を入力しても大体そうだ。
池袋なら「池袋 ラーメン」
吉祥寺なら「吉祥寺 ラーメン」
と言った具合に地名の先にはラーメンが待っている。

僕の家の近くにはラーメン屋が一軒ある。
味がおそらく大衆的であろう大っぴらな感じの店で、あんまり入る気にはなれない感じの店だ。
ツイッターに例えるなら、自分を褒めてるツイートをリツイートしまくってるようなラーメン屋だ。

結論から言うとその店にはまだ入っていない。

じつは、僕の家の近くにはもう一軒ラーメン屋があったのだ。
それは、居酒屋と居酒屋の間に挟まれて入り口がとても分かりづらいため、引っ越してから一ヶ月くらい経ってからようやく存在に気付いた店なのだ。
ツイッターに例えるなら、ツイッターをやってなさそうなラーメン屋だ。

僕は後者の存在感のないラーメン屋に興味を持ったので、休日の足を運べそうなタイミングで、その店に向かった。

ちなみにグーグルでその店の情報を調べようと思ってはいたけど、面倒になって結局は調べなかった。

僕は、宣伝上手な店よりも、ひっそりとした店を選ぶけど、初めて入る飲食店では、捻くれずに“オススメ”を注文する事にしてる。
その店が一番自信を持ってるやつを食べる。
これはなんでかと言うと、味噌ラーメンが有名な地元のラーメン屋に父親と一緒に行った際に、そこでザル中華を頼んだら、こっ酷く父親に叱られた事があったからである。
それ以来、餅屋の餅を食うように気を付けてしまう身体になってしまったわけだ。

そんなわけで、影の薄い方のラーメン屋に入っていく。

はっきり言って店内は普通である。

カウンター席しかなくて、十人も入れない店だ。

ここからはタイトル通り、店主にオススメを聞いたら見事に無視された。
僕は普段、割とボソボソ喋るから、この時ばかりは割と声を張ってみたというのにこの有様である。
勝手に夫婦で経営していると決めつけるとして、奥さんらしき人が注文を聞きに来たので、店主は無口な設定なのかもしれない。

ちなみにどうでもいいけど、店主は仕事をしながら、500mlの紙パックにストローを差してカフェオレを飲んでいた。
一応、気を遣って冷蔵庫を開け、その内側に隠れて飲んでいたけど、完全に丸見えだった。
そして、カフェオレを飲んでいる人を見ながらラーメンを食べると、頭の中で味がこんがらがるという事がわかった。
ラーメンを食べている間は、水を飲んでいる人を見たいなと思った。
つまり、どうでもいいけど、と言ったけど、やっぱりどうでもよくない事だった。

ちなみに、一番オススメっぽい味噌ラーメンを食べたけど、普通だった。
二番目にオススメっぽい担々麺の方が明らかに美味そうだった。

担々麺を食べながら、カフェオレを飲んでいる人を眺めたら、ますます脳内で味という概念がおかしくなりそうだけど。

やれやれ。





という具合に、ただの呟きがそんなに労力を割かなくても、オチまでの道筋がすでにあるから、書くのが楽だし、たぶん読む人もライトノベルみたいに読みやすいだろう!という見解である。

エレベーターが一階から四階まで上がる間に伝えられる情報は限られているが、まあ、今回は問題無い。
エレベーターが止まっているのだから。

やれやれ。